こんにちは、Yukoです。わたしは絵を描いています。
なぜ絵を描いているのか?
理由を訊かれると、それはただ描きたいからとしか言えなくて….. うん、ただただ描きたいから。
今もそれは変わりません。
けれど、無意識からくる「描きたい」という気持ちの答えを見つけるきっかけがありました。
言語化された答えを見つけたことで、すごく心が軽くなったので、ここに書いておこうと思います。
自分の「描きたい」気持ちの答えを知ることが出来ると、たまに訪れる自分の中のモヤモヤとうまく付き合えるようになりました。
女性だからかな?ひと月の間の体調の変化と感情の浮き沈み・・・わたしは結構 激しい方だと思います。
それを上手く付き合っていかないといけない。
でないと… 自分自身すら上手く取り扱えない自分がイヤになって、とても苦しいのです。
そんな時 ある本を読んで、気持ちが言語化されたようでスッキリしたのでした。
絵を描く理由をつきとめた
わたしが「絵を描きたい」と思う気持ちの根源は2つあったみたい。
ひとつは、自分の内側の感情と付き合うために、どうしても必要だから。
もうひとつは、誰かがわたしの絵を好きだと言ってくれて、喜んでくれるのがうれしいからなのです。
ひとつ目。絵を描くこと自体が、自分の癒しだということ。
内向的な性格からか、わたしは色々なことを ものすご〜くよく考えます。
歩きながらも思考がぐるぐる巡っていて、人と会話していてもたまに意識が別のことへ行って話が飛んでしまったり。。(ごめんなさい)
本気で悩み始めると、考えすぎて気持ち悪くなることもあって、体の内側の感情がぐるぐる渦を巻くようで、それは結構しんどいのです。
だから、絵を描いていると心が落ち着きます。気持ちいい集中がやってきます。
空想の世界とか目の前のスケッチブックに向き合うことが、わたしにとっては逃げ場で癒しなのです。
例えるならば、
狂ったように音を立てる波しぶきが、押し寄せては穏やかに引いていくような波に変わって、
そのうち、すーっと静かな凪のような状態になる。
じゃあ何を描くのかというと、こだわりはない… かな。描くものはその時によってそれぞれです。
ただ無心に手を動かすだけのドローイングだったり、
いやされるような可愛らしい動物を見ながらだったり、
目の前の生身の人間の形を捉えようと夢中になってデッサンすることもあります。
自分自身を美化してるようで気持ち悪いけど、混沌から落ち着くための行動、
こういった行動を言葉に替えるとしたら、「カタルシス」と言うそうです。
日本語訳だと「浄化」となるのかな?
本の言葉を借りると、
“自分の感情や人生と折り合いをつけ 意味を見出すことを、アートを通して行なっている。”
なんて書くとすごい表現に聞こえるけど(笑)ただシンプルに、自分のために描いている。
ふたつ目は、自分以外の誰かがわたしの絵を好きだと言ってくれて、喜んでくれることがうれしいから描いています。
これは「人のために描いている」とも言えるけど、結局は自分のために描いているのだと思う。
人が喜んでくれたら、自分もうれしいから。
1番最初に喜んでくれた人は、おそらく親だと思う。もっと描いてと言われれば、素直にうれしくて満たされた気持ちになる。
もちろん親心もあるだろうけど、ひとつの絵としても好意は持ってくれていたはずだ。
そして友だちも喜んでくれる。
結婚式用のウェルカムボードを今でも大切にしてくれている。
昔、友人に頼めばコスト削減だし、単に便利だからかな… だなんて、自信の無さから湧いてしまった ひどく懐疑的な思いが過ったこともあった。
今はそれも消えて、友だちが喜んでくれたことは本当にうれしいし、ありがたいです。
絵描き活動をするうちに作品を展示をするようになると、わたしの絵を「好きだ」だと言ってくれる人にもっと出会うことが出来ました。
喜んで展示に足を運んでくれて、やさしいメッセージをくれる。
それはじんわりと胸の底の部分から染みでるように喜びが沸いてくる、そんな感覚なのです。
というのが、わたしが絵を描きたいと思う気持ちの正体でした。
こうやって書き出すとちょっと恥ずかしいけど、絵を描く理由・アート活動をする理由は人それぞれです。
描いたり、書いたり、歌ったり、奏でたり、紡いだり、編んだり…..
あらゆるアート活動をする人たちが存在していて、違うタイプのアーティストの生き方や強さに常に影響されていると思う。それはいま現在でも過去の偉人だとしても。
互いに憧れたり、尊敬したり、羨んだり… 比べてしまって自分を責めてしまうこともあるかもしれない。
そんな時に、自分はなぜ描きたいと思うのか?
描きたいと思わせる自分の中の動機やゴール、陥りやすいクセを知ることで、
無駄な不安に惑わされることもなくなるんだとスッキリしました。
もっと詳しいことはこの本に書いてあります
日本語のタイトルはびみょうですが、翻訳される前の原題は「What’s your creative type?」です。
思うように結果が出ない時、「自分が何に向かっているのか?」「どうなりたいのか?」って考え出したら、
「・・・そもそもなんでアートの世界に居たいんだ?」
とこまで深く落ちこんでしまうこともありました。
あなたがもし、そういうモヤモヤを抱えているのだとしたら、ぜひこの本をおすすめしたいです。