現在 絵描きと会社員のパラレルワーカーをしているYuko (@uu_yu) です。
無事、イラストのお仕事を入稿することができて、ふぅ〜 ひと息。という感じの深夜1時です。
こうして少しづつ “好きなことライフ” にシフトできた転機の1つが、25歳で行ったロンドンへの短期留学。
当時わたしはデザイナーを辞め、それまでの貯金をはたいても、行きたくなっちゃったのです、海外に。しかーし!
そんなの悲劇でしかない。。
実際、ロンドン芸術大学附属の語学学校で最初に割りあてられたクラスが最悪のやる気ないクラスだった!ので。そんな失敗があなたに起こりませんようにわたしの体験談をシェアします。
- ロンドン芸術大学附属の語学学校を考えている
- 語学学校の授業ってどんな感じか知りたい!
- やる気のない生徒のクラスだと、どうなってしまうのか?
- どうすれば抜け出せるのか?
もし語学学校のクラスが最悪だったら・・・
ロンドン芸術大学附属の語学学校であったホントの話
わたしが通った語学学校は、ロンドン芸術大学附属の語学学校。
9月の2〜3週目くらいから入学して、最初に割りあてられたクラスは・・・
「昨日はクラブで遊んでて寝坊しちゃったわ〜」って遅刻してきたり、めんどくさくなって行かなかった〜とか平気で言っちゃう感じの、やる気な〜い子が多いクラスだったのだ。
うーわ。せっかくロンドン来たのに・・・ と、なんだか虚しかった。。。
ちなみに、数ある語学学校の中でなぜこの学校を選んだのか?はこちらの記事でくわしく書いているよ!
そもそも、クラス分けはどうやって決まるの?
ロンドン芸術大学(通称:UAL)附属の語学学校のパターンでは、毎週入学を受けつけていて、在学する期間も週単位のコースで選ぶことができた。
まず月曜に入学する人たち全員が集められて行われるのが、
- オリエンテーション
- ペーパーテスト
- 個別の英語面接
英語レベルを判断されて、クラス分けがされるのだ。特に、個別の英語面接が1番重要!
日本人にありがちな、「書けるし読めるけど、会話は苦手」だと、会話の方が重要視されて「英語出来ない人」扱いされるので、どうか現地でショックを受けないように。。。正直言って、その後の語学学校ライフの命運を分けることになる。
初日お疲れ。そして初・交流ランチ
そして入学初日、みんな緊張する中でテストやら面接やらを終えて教室を出た。
なんとなーく、いわゆる同期メンバーでお互いの疲れた顔を見合わせ、「せっかくだから一緒にランチ・・・しようか!」という流れになった。
その時点では、みんな周りの様子を伺うように恐る恐る、ドキドキしながら英語を発していたのを覚えてる。
ただでさえテストで疲れたのに、ずーっと英語が話せないもどかしさが続いて、まるで頭から湯気が出るような、脳みそフル回転状態。
年上のコロンビア人やドイツ人、シャイな感じの日本人の男の子もいたな。
結果、わたしは午後のクラスの準中級クラスに振り分けれらたので、翌日からは午後通学となった。
語学学校の初クラスは・・・授業内容にガッカリ!
間違いだらけのボソボソ音読
週単位の入学だから、みんながやっている教材に途中から加わる形になる。
授業教材は、映画の「スラムドックミリオネア」を英語中級者レベルの小説にしたもの。
それを、、、生徒が順番に音読して読み回すという、小学生の時に国語の授業でよくやらされたやつだ。ただ淡々と。
「教科書をただ読むだけ」っていう意味の無いやつ。だって自分の順番が来なければ、ただ本を見つめてるだけで、他の人のボソボソ読む声を聞くだけなんだもん。
読んでる人が単語が分からなくて詰まってしまうと、先生は「誰か分かる人ー?」と言って、分かる人が読む。先生が補足するとしても口頭だけ。板書なんてしない。
「…え?語学学校ってこういう感じなの?」
そんな驚きと動揺でいっぱいになりながら、補足説明で先生が話すコトを、耳から入ってくる言葉を、わたしは必死にメモに残す。とにかく出来るだけ多くのことを、カタカナ混じりになりながらでもいいから!って。
でも、周りはなんだかみんな、すっごくダルそう〜に小さな声で読んでる。
クラスが始まってけっこう時間が経ってから、遅刻してきた男子が入ってきた。多分10代かな?やんちゃな感じのアジア人だったと思う。
同じクラスには、初日に一緒にランチを食べた年上のコロンビア人の女性がいたの。
こういう感覚は万国共通なのかな?なんとなくお互いほっとしていた。
思い付きの口頭クイズ?とにかく手抜きの授業だった
生徒にヤル気がないから先生も手抜きになるのか?先生が手抜きだから生徒にヤル気が起きないのか?どっちが先かは分からない。
ただとにかくこのクラスはまずい!そう感じた。
音読の他には、熟語クイズがあった。
先生が〇〇な意味の熟語!って口頭で出題し、白紙の紙に自分で答えを書く。1問ごとの制限時間もムダに長いから、待ってる生徒はだら〜っとする。
先生は、えーっと、何にしようかなっというノリで全部で10問くらい。
終わったら隣の人と紙を交換して、先生が口頭で答えを言って生徒が互いに丸つけをする。ペアの生徒がテキトーだと・・・丸つけの意味がなかったり(笑)
この記事はUAL批判記事ではないので、留学先に検討しているあなたは安心してください!
別のクラスでは、毎回違った教材を用意してくれたり、会話テーマを与えたペアワークでちゃんと話す時間があったり、とにかくUAL自体が悪いわけじゃないので!
会話が出来ない悔しさ、毎日噛みしめる
わたしは典型的な「英語は書けるし読めるけど、会話は苦手」タイプだったから、会話力の低さでクラスレベルを落としてしまった。
だから正直、そのクラスでの読み書きテストは簡単すぎた。
筆記はできるのに、英語で話せないばっかりにここに居る… 悔しいっ!
そんな授業が毎日続いた。
午後のクラスなのに寝坊で遅刻〜とか、めんどくさくて来なくて久しぶりの登校とか、そういうクラスメイトばかりのクラス。
さらに、授業中に英語をあまり話していないことに気づいたんだよね。。。
クラスは2コマで、その間に休憩があるんだけど。
授業中よりも、休憩中の方がよっぽど言葉を発していた。これはマズイ。明らかにマズイぞ…
ロンドンまで来て「わたし人見知りで・・・」とか怖気づく程 アホじゃない
出来ないなりにも英語は同じレベル同士のクラスメイトだ。
ロンドンまで来て、ここまで来て人見知りとか言ってられないので(笑)ガンガン話しかけた。
ほんっっっっとに、できないのは恥かしいけどね…
そのうち、休憩中に自然とクラスメイトと学食のカフェで休憩しに行くようになって、放課後はパブに行くようになった。
どうしても違いが出るのは、自分で留学資金を出しているかどうか。かもしれない
必死?余裕?時間とお金の感覚で感じるギャップ
クラスメイトは話すとみんないい子だ。UALの語学学校だけあって、それぞれの国で美大を出ていたり、デザイナーになりたい!って子も居た。
ただどうしてもギャップを感じたのは、留学の必死感。かな。
年齢が近くても、大学まで行った後にそのまま親のお金で来ている子と、「今の仕事に役立てたい!」とか、「仕事辞めてここへ来た」って人だと、自分でお金を出している後者の方が、必死感が強い。
前者の子は、UALに正規留学する前にまずは英語要件をクリアする。そのための語学学校。
正直なところ、中国からロンドンへ語学留学させてから正規留学まで見込んでいるくらいだから、彼らは相当なお金持ちだと思われるよね。洋服なんかもバンバン買うし、パブで使うお金も容赦ない。
一方、自費組は超節約志向!お金だけじゃなくて時間も。
この1日を無駄にしたくないし、この1コマの授業からより多くを得たい!って必死。
わたしも自分でお金稼ぐまでは、お金の大切さをちゃんと実感してなかったし、必然的にそうなるよね。少なくとも現地でわたしはそう感じた。
同じ感覚の仲間を見つけて乗り越える
留学の必死感、その感覚を共有できる友達ができた。
初日から一緒だったコロンビア人の彼女と近いものを感じて、「お互い授業中は隣に座ってペアを組もう!」ってなったし、このままの授業だとマズイよね。って話をするようになっていった。
そこから!この不毛な授業からの卒業へと繋がることになったんだ。
最悪クラスからの脱出方法、後編は次の記事で
と、あのときの不甲斐ない気持ちとかを思い出しながら書いていたら、いつの間にか3,000文字を超える長文になってしまったので ^^;
続きは次回、「学長に直談判して脱出だ!」にて会いましょう!