2018/2/25
現在 絵描きと会社員のパラレルワーカーをしているYuko (@uu_yu) です。
ロンドンへアート留学、実は短期でもできるって知ってた?
わたしはデザイナーを辞め、25歳でロンドンへ短期留学してきました。
なんで?どういうきっかけで?っというのは長くなるので、また別の記事でお話を^^
この記事は、アート留学を短期で考えているあなたへ
海外に行ってみたい!という気持ちと、自分の好きな絵を描くことをミックスすると・・・
芸術系の大学留学?ってなる訳だけど、費用がすっっっごく高い!!
しかも正規留学するには4年もかかるし。(当時25歳、帰国は29歳・・・うーん。)
とまあ、とにかく芸術関係での留学は情報も少なくてハードルが高いイメージで、最初は躊躇していたのだった。
その抜け道として見つけたのが、ロンドン芸術大学のショートコース。
たまたま見つけた留学エージェントから情報入手して ビビビ!ときて決めました。
ロンドン芸術大学のショートコースとは何ぞや?というのを、今日は記事にしようかなと思います。
海外へのアート留学は短期でもできる!
ロンドン芸術大学とは?
ロンドン芸術大学は、6つの芸術学校の集合体の国立大学。University of the Arts London(通称 UAL)というのだ。
UALの6つのカレッジ
- セントラル・セント・マーチン(Central Saint Martins)
- チェルシー・カレッジ・オブ・アート(Chelsea College of Arts)
- カンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツ(Camberwell College of Arts)
- ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(London College of Fashion)
- ウィンブルドン・カレッジ・オブ・アート (Wimbledon College of Arts)
- ロンドン・カレッジ・オブ・コミュニケーション(London College of Communication)
6つの正しい並び順は分からないけど。
この中でもセントラル・セント・マーチンなんていったらもう…!
ファッションの専門学校時代から超有名で知ってた、それはそれは憧れの存在なのだ!
ステラ・マッカートニーや、アレクサンダー・マックイーンなど、数多くのデザイナーが育った場所だからな!
正規留学には時間もお金も余裕がない・・・それに条件が超厳しい。
まず、正規に大学入学するには莫大な費用がかかるのだ。
毎年の学費も高いし、ただでさえ物価が高いイギリスの生活費に加えて、材料費だってばかにならないだろうしね。
正直、わたしの貯金額の予算では到底考えられない額だった。
(それにセントマーチンに行った専門学校の先輩から聞くところによると、めでたく入学してからも、学費以外で学校へ払うことになるお金がしっかりないと、上にはあがれないとか何とか・・・)
それ以前に、入学基準の語学力も大問題。
英語ぺらぺらになって、ポートフォリオも作って、さらなる資金も作って、、
って、わたしにはそんな時間とお金は無いし、わたしが海外へ行きたい気持ちは、そこを目指すテンションとは少し違ったのだ。
ロンドン芸術大学のショートコースとは?
正規入学の他に、一般向けにオープンしている “オープンカレッジ” みたいなコースを、ショートコースというのだ。
例えば、「油絵のクラスを週1回x10週間のコース」みたいな。
詳しくは以下HPより抜粋:
短期コース / Short courses
ロンドン芸術大学の短期コースは、アニメーション、3Dデザイン、ファインアート、イラスト、グラフィックデザイン、ファッションデザイン、テキスタイル、ジュエリーデザイン、写真、建築、キュレーション、ジャーナリズム・出版、舞台・芸能、ビジネスの分野で数日~数週間の短期コースを開講しています。夕方や週末のコースもあり、留学生を含め毎年約2万人の学生が短期コースで学んでいます。
英語力に自信がないという方でも始められるコースが多くありますので、気軽に参加できます。
講師はロンドン芸術大学の先生だし、コースをたくさん受ければ短期留学でもかなり充実した留学にできるじゃないかな?
とわたしは目論んだのだった。
ショートコースの生徒なら、ロンドン芸術大学の施設を使えるメリットも!
ロンドンにある6つの芸術学校の施設を使えるというのは、実はすっごいメリットなのだ。
それって、ロンドンという最高の立地で、充実した図書館やコンピュータールームなど、各学校の校舎内の設備も使い放題のお得なコース。
特に、図書館はぜっっ・・・・たい使うべき!
図書館の資料、最高でした!!!!
キングスクロスのセントマの校舎は最高!
わたしが通いつめたお気に入りのスポットは、キングスクロスにあるセントラル・セント・マーチンの図書館。
ここの資料の豊富さは尋常じゃない。すっっごくいい。
というか、キングスクロスの校舎がかっこいい!
地下鉄駅の出口を出たところから校舎へ向かう道すら…. いい!
これぞクリエイティブの生まれる場所と思わせてくれるというか・・ワクワクする場所。
校舎に入ってすぐのロビーに、なぜか卓球台とかあった(笑)
他にも、静かでリラックス出来るフロアがあって、ボールみたいなカラフルなソファーが無造作にフロアに転がっているの。(ヨギボーみたいな)
ソファーに体を預けながら、リラックスしてアイディア出しができる空間。
そこには、Macbook持ってごろっとしてる生徒だったり、小さいノートになにか書き込んでいる生徒もいたり、ゆっくりサンドイッチ食べてる人もいた。
1階には学食もあるんだぞ〜〜
って、散々ロンドン芸術大学のいいところばっかり書いたけど、まわしモンじゃぁないですよ。
社会人の留学、短期でもアートが学べるチャンスはある!
最初に直感した通り、わたしはここに留学することを決意したのです。
選んだ方法は、「ロンドン芸術大学の語学学校に通いながら、アートはショートコースで学ぶ」。
ビザの取りやすさや予算との兼ね合いで、期間は11ヵ月と決めた。
渡英してからトラブルが発生してしまって、結局トータルは9ヵ月間の滞在になってしまったのだけど、その9ヵ月はわたしの人生を大きく変える、何にも替え難い時間となったのです。
滞在中、わたしは英語を学んだ後に受講をスタートしたから、ショートコースに参加したのは実質半年かな?
その中でいくつかのクラスを並行しながら通って、7〜8コース参加できた気がする。
どうやってコースの種類を選んだか?というと、わたしの場合は「自分の役に立ちそうなのはなにか?」ではなかった。
未来を計算して利益を考えるより、ただ好奇心にままに。
ここまで読んでくれたあなたは、きっとアート留学を真剣に考えているはず。
わたしも、とってもとっても悩んで決心したんだよね…
留学した後にどう仕事につなげられるか?と悩んだりもしたけど、とにかく好きなことをしてみよう!って考えて選んでいったんだ。
真っ直ぐな道ではないけれど、すべては今させてもらっている絵のお仕事につながっていたのかもしれない。
少しでも役に立てたらうれしいです。そして、ワクワクする未来が叶いますように!
未来を見て、点で結ぶことはできない。過去を振り返って点を結ぶだけだ。
だから、いつかどうにかして点は結ばれると信じなければならない。
スティーブ・ジョブズのことば