現在 絵描きと会社員のパラレルワーカーをしているYuko (@uu_yu) です。
今月のグループ展の作品が間に合うか間に合わないかの瀬戸際だけど…なんだかハイテンション♪の夜にこの記事書いてます^^
さてさて、今日は前回の記事のつづき!
ロンドン芸術大学附属の語学学校で最初のクラスが最悪だったけど、どうやって脱出できたのか?の《後編》です。
最悪な英語クラスからの脱出方法。
先に答えを伝えると…「語学学校の学長に直談判した」です。
それでは、一体なぜそうなったのか?どうやって直談判したのか?をお話ししましょう。
ガッカリだった授業、この状況を何とかしたい!
- 語学学校の初日、読み書きができても話せないからレベル分けテストで完敗
- 「…え?語学学校ってこういう感じなの?」と、先生の手抜き授業にショックを受ける
- 遅刻・サボりの多いクラスメイトとのギャップを感じる
- 同じ感覚でがんばれる、コロンビア人の友達との出会い
とにかくダラ〜と聞くばかりの授業で、話す機会が少なかった。
わたしは典型的な「英語の読み書きはできるけど話せない日本人 」だったので、話すスキルを伸ばしたい。それなのに、それが叶わない授業に、もどかしさを感じていたのだった。
自費留学だし、仕事辞めて20代も後半。本気で英語ができるようになりたい!と思ってわたしはロンドンに居た。
しかしラッキーなことに、同じように必死の思いで留学しているコロンビア人の友だちができた。この状況を何とかしたい!という想いがいっしょだと分かって、2人の間には強い仲間意識が芽生えていた。
語学学校のリアル・後編
英語ができない留学生がロンドンでのバイト探しをしたら
解決策は意外なことがきっかけだった。
コロンビア人の友だち、マリアは、ロンドンに来てからずっとバイト先を探していた。
わたしたちは午後のクラスだから、午前中にできるバイトを探してた。
まだまだカタコト英語のわたしたちにとって、店先で「バイトの募集はないですか?」と尋ねては、度々面接にこぎつけるマリアは、とてもたくましく見えた。
ただ、そう簡単には受け入れてもらえなかった。
カタコト英語の留学生は・・・
そんなことを繰り返してしばらく。ついにマリアがバイト先を見つけてきた!
わたしもいっしょに喜びながら話を聞くと、そこには問題がひとつ。午後のシフト指定なのだった。
そこはロンドンでチェーン展開してるコーヒーショップで、朝とお昼はものすごく混み合う。カタコトの外国人をトレーニングしてから店先に出すほど、店にも余裕はないのだ。
だからカタコト英語の留学生が入りこめるシフトは客足も引いた午後。まあ、、当然だよね。
でも午後には学校がある。どうする?
マリアは学生課に相談することにした。
バイトをしないとこの先の生活費にも影響してしまう。やっと採用までこぎつけたのだ。このチャンスを逃すことはできない。
まじめに相談した結果、「午前のクラスに変えてもらう」という可能性があるらしい。正当な理由があって、かつ午前のクラスに空き枠があれば移動できるそうだ。
だからその旨を語学学校の学長にメールしてみなさい、とマリアは言われた。
なんで学生課からそのまま話を通してくれないのかはナゾだけど・・・何かあったら学長にメールする。そこではそういうルールらしいのだ。
マリアはすぐにメールをした。
そして正当な理由として受理され、彼女は無事の午前のクラスへ移っていった。
「You should move!」
マリアが居なくなって寂しがっていたわたしに、彼女はそう言った。
Yukoも午前のクラスに移るべきだよ!全然ちがうよ!と。
どうやら、先生も違うし、クラスメイトの雰囲気もいいらしい。同じ授業料払ってるんだったら、絶対変えてもらった方がいい。たしかにそうだよね。
ただ・・・わたしの場合は理由がない。わたしの持っているビザはバイトが出来ない。
… じゃあ、どうやって?
そもそも、午前と午後のクラス、何がちがうの?
実は、ロンドン芸術大学(UAL)の語学学校には2パターンのコースがある。
英語だけを学ぶコースと、“English+ ”という英語プラスアルファが学べるコースの2パターン。 例えば、English + Illustration とかで、英語を勉強しつつ、簡単なアート関係の授業が受けられるとか。
わたしが参加していたのは前者の方で、英語だけを学ぶコース。
なぜ後者を選ばなかったかというと。
プラスアルファの授業については、本当にビギナー用の内容だから絵が少しでも描ける人には物足りないかも・・・と、留学エージェントから聞いていたんだよね。
English+ を選んだ生徒たちは「午前に英語の授業、午後にそれぞれが選択したアートの授業」というスケジュールらしい。そのせいで必然的に英語だけのコースを選ぶと、午後のクラスに割りあてられるのだった。よっぽど午前のクラスに空席がない限りは。
わたしが学長を説得できた理由は・・・作ればいい!
ビザの都合でバイトは理由できないし、English+ は内容的に魅力を感じない…
でもなんとかして学長を説得しなきゃ!
わたしは1000以上あるショートコースに目をつけた。ショートコースと呼ばれる、ロンドン芸術大学の本家のアートクラスだ。もう少し時間が経ってから、英語がちゃんと理解できるようになってから参加しようと思ってたけど・・・これしかない。
「ショートコースに参加したいので、クラスを替えてください!」
とにかく真っ当な理由さえあればいい!
詳しく調べると、ショートコースの授業は開始時間もまちまちだ。
それなら、「学長、わたしは午後のXXXXクラスのショートコースに参加したいんです」と言えばいいのでは?
ロンドン芸術大学のキャンパスは、同じロンドン市内でも語学学校からはそれなりに遠く離れたところに校舎があったりもする。遠いとこだと、移動するには1時間くらい必要だったりするしね。
午後の英語のクラスが終わってすぐ、急いで移動してもギリギリになるかもしれない。
もし、少しでも英語のクラスが遅れたら?
それに毎回ダッシュで行かなきゃいけないなんて、落ち着いてクリエイティブなクラスに取り組むには悪影響だと思います…
とまあ、そんな感じのことを主張して午前のクラスにしてください!と、わたしも学長にメールしたのだった。今読み返すと、恥ずかしいくらいボロボロの英文だったけど(笑)
勇気を出してハッピーな留学生活を!
そんなこんなで、マリアとわたしは、無事に午前のクラスで再会することができた。
新しい先生の授業は毎回きちんと準備してくれてるし、プリントも使って形に残るし、会話のアクティビティもみんなが話せるように考えられてるし、生徒もアクティブな子が多いし…
ほんっっっとうにクラスを変えて良かった!
そした新たなクラスメイトと先生。そこで出会った友だちとは、思いもよらない関係を築くことになった。
この続きは、また別の記事で会いましょう!
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