2022.2.9
フリーランスとして独立してやっていくぞー!… と決めてから、具体的にやるべきことを経験談としてまとめました〜。
よし!絵の仕事で開業するぞー!ついに個人事業主でやっていくぞー!
と、決めたものの「…. あれ?具体的に…手続きとか何すればいいの?」って、だいたいなると思います。
だって学校も会社でも教わらないですからね〜。
実際にわたしも「絵の仕事で独立するぞー!」と、決めてから自分でたくさん調べまくりました。
特に、大事なお金まわりや事務手続きは時間をかけて調べました!
たくさん調べた中でも、似たような職種・クリエイティブ関連の人の選択を参考にしてよかった〜と思います。
抑えておきたいポイントとか、選択基準がなんとなく自分の感覚に近いというか、自分に合っていたなぁと、独立2年目ですが感じています。
絵の仕事をメイン収入源・仕事としてやっていきたい人、その覚悟ができた人など、絵描き仲間のお役に立てばと思います〜。
- メイン収入として開業する覚悟をした人
- 開業を考えている情報収集中の人
- どんな手続きが必要なのか、具体的にはわからない人
- やるべきことの全体像をまず把握したい人
「フリーランス」と「個人事業主」の違い
まず、絵の仕事として独立してやっていくぞー!と覚悟したなら分かっているかもしれませんが、
改めて、この「フリーランス」と「個人事業主」という言葉の意味の違いをおさえておきたいです。
そして、この記事は「個人事業主」として独立する時に必須なことを書いています。
記事前半は「フリーランス」状態でもやっておいた方がいいことでもあるので、まだ開業まで覚悟ができていなくても、今後の予習になるかと思います。
※「フリーランス」の意味について
ちなみに、「フリーランス」という広い言葉の意味の中に、「個人事業主」が含まれているイメージです。
「フリーランス」は複業状態でもフリーのイラストレーターです、って名乗れるので、特に申請せずとも自分でフリーランスと名乗れる感じです。わりと広い意味で使える言葉。
正式に開業という書類手続きをすることで「個人事業主」となります!
独立時のお金まわり・手続き関係まとめ
銀行口座を決める
(※複業・パラレルワーク中のフリーランスにも当てはまります)
絵の仕事をメイン収入とする個人事業主として、売上が入金される銀行口座を決めましょう!
すでに持っている銀行口座でもOKですが、気にすべきポイントがいくつかありました。
持っている銀行口座をそのまま使うと困るかもしれないこと
- 銀行によっては個人の営利利用NGとしている銀行もある
- 絵描きとしての活動名と銀行名義(本名)が違うとクライアントが混乱する
- プライベート資金と活動運営資金がゴッチャになる
どこで銀行口座を開設する?
わたしはFReeNANce(フリーナンス)の銀行口座を使っています!
フリーナンス
ダジャレを名前にしているのが、ブっとんでいる(笑)
実際の銀行口座は、GMOあおぞらネット銀行で開設されます。
選んだ決め手は、次の項目で説明している、トラブル損害補償が無料でついていること!
銀行口座開設も損害補償の加入も、お金は一切かかりませんでした。
その他、クリエイター界隈のフリーランスの口コミを調べていて、事業用口座新規開設の候補になったのは以下でした。
超簡単にですが比較ポイントを並べておきますね〜。
個人事業主口座の銀行その他&比較ポイント
- 屋号のみで口座開設OK
- 振替手数料無料
- +αポイント:損害補償が無料でついてくる
デメリット - ※法人からの振込しか利用できない
- 屋号+本名での口座開設OK
デメリット - ※振込手数料が必ずかかる
- Paypay銀行と同じ
- Paypay銀行と同じ
本名を知られたくない人は
絵の仕事の活動(屋号)と本名(銀行名義)が違っていて、オンラインで完全に匿名でやっている人で、もし絶対に本名を知られたくないならば!
活動名(屋号)で銀行口座をつくれる銀行を探しましょう。
活動名というのは、手続き関係の用語に言い換えると「屋号」といいます。
屋号だけを銀行名義にして口座開設OKな銀行もありますよ◎
(が、かなり少ないです。試しにググってみてください。。。)
わたしの知る限りでは、フリーナンスというサービス
とはいえ、実際に企業さんとお仕事をするなら源泉徴収税やマイナンバーに関わること、郵送物のやり取りは必要になります。
そのため、完全に本名を隠して活動をしつづけるのは正直難しいかな〜というのがわたしの感想ですかね。
万が一の仕事中のトラブルのため!損害保険に登録
(※複業・パラレルワーク中のフリーランスにも当てはまります)
屋号での銀行口座開設と同時に損害保険も無料なので入りました。
ついでに、というかフリーナンス
なにかあった時に一定額補償してくれるから助かる〜。
そんなに無料で大丈夫か?!と思いましたが、
フリーナンスでは他のいろんなオプションサービスが有料になっているようで、今のところ使うことはなくって、完全無料で利用しています。(正直、かなり有難い!)
独立したばかりの人には特にオススメできる◎というか、入らないのは勿体無い、フリーランスにやさしいサービスだとわたしは思います〜。
開業届を出す
ついに!ここからは個人事業主の仲間入り、開業届です。
よっし!絵の仕事で独立だ!
ってことで、開業届!わたしは自力でネットで調べながら書きました。
自分の地域の税務署からフォーマットをダウンロードして、自力で記入し郵送するだけでした。
紙1枚だけ。これ、意外とあっさり完結でした!
参考になったYoutube ↓↓↓
ただ、開業手続きの前に本を読んでおけば、もっと簡単だったかな〜と思います。
わたしのオススメは、クリエイター界隈の開業にまつわる情報がかなり分かりやすかったこの本!
まず初心者向けの簡単な本を読んでお金まわりのことを全体的に理解することを目標にしました。
お金関係が苦手なクリエイティブ系フリーランスにもやさしく解説してくれているこの本がオススメです!
+青色申告承認申請書も合わせて出すと◎
必須ではないけれど、開業届と同時に提出した方がベター◎なのが、青色申告承認申請書です。
正直、これはした方がいい。というよりもはや同時提出”すべき!”というくらい、節税するための重要手続きです!
なぜかというと、大幅な節税になる青色申告をする資格を得るため!
さきほどオススメした本の中には、開業手続きだけでなく青色申告についても書いてありました。それに、ググればたくさん情報が出てきます。
が、バラバラなネット記事を読みまくるだけだと、情報が散乱していて混乱しちゃうんですよね。。。
わたしの場合、まずは「青色申告は節税」というキーワードだけ覚えておいて、書類だけ言われるがままに提出しました(笑)
手続きを済ませてから、ゆっくり本を読んだり、分かりやすいYoutubeを見ながら勉強していく感じでした〜。
経理、確定申告のために会計ソフトを使いはじめる
開業する時期にもよるけれど、個人事業主は絶対さけて通れない確定申告!
会社員しか経験していない20,30代にとって、「確定申告」って聞いたことはあるんだけど… ちょっとよく分からないものだったり。
個人事業主にとって確定申告とは、会社の決算みたいなものです。
毎年2月〜3月頃に前年度の収支や経費を明らかにして税務署に報告する、で、個人として払う税金も決まる。そんな感じですかね。
会計ソフトは、独立開業してすぐには必要ではないけれど、今後のために検討しておきました。
いろいろ調べて比較した結果、初心者が自力で青色申告をするのはかなり無理ゲーだと分かりまして、、、
つまり、確定申告のためにも会計ソフトは必須です!わたしはマネーフォワードを選びました。
確定申告、説明するのは長すぎるので、詳しくは別の記事にしているのでこちらをCheckしてください〜。
絵の仕事で独立し、苦労した1年目の確定申告で会計ソフトを選んだポイントや確定申告の手順を書いた記事です。
おまけ・会社員の人へ。忘れがちなのが「個人」の手続き
よっし!開業手続き一式、やっと終わったぞー!
という前に、会社員から個人事業主になった人が忘れがちなことがあります。
国民健康保険と国民年金への加入です。
会社員のときは会社の健康保険と厚生年金に入っているはずなので、変更を忘れずに。
自分の地域の市役所で書類を提出するだけなので、すぐ終わりますよ〜。
独立時のお金まわり・手続き まとめ
おつかれさまでした!絵描き仲間として、独立後もお互いにがんばりましょー!
- 銀行口座を決める
- (+α 損害保険に入る)
- 開業届を出す
- 青色申告承認申請書も合わせて出す
- 経理・確定申告用の会計ソフトを選ぶ
以上が、わたしが独立時に必要だったお金まわりの手続き色々でした。
同じく絵描き仲間の参考になればうれしいです〜。
独立準備も含め、この他にも絵の仕事に必要だったツール、サービスにまつわる記事、選ぶときの比較ポイントなどを紹介している記事のリンク、以下にまとめておきます〜。
絵の仕事で独立まで必要だったもの・まとめ
【デジタルツール】
【売る】
【お金まわり】