TED最高傑作!笑える100日間の拒絶セラピーから学ぶこと

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笑わずにはいられない、拒絶体験ストーリー

これはわたしの中ではTEDトークでも至上最高傑作なのさ!

100日間拒絶されることを続けて、人に拒絶される恐怖を克服するという、むちゃくちゃな「拒絶セラピー」。

子ども時代の傷を克服するためにチャレンジした彼は、NOと言われ続けられた結果、
NOYESに変えるマジックワードとそのひみつを見つけ出した。

ためになって笑える傑作!
動画をいますぐ再生できない人のために、あらすじでご紹介。

小さい頃に植えつけられた拒まれることへの恐怖

彼の名はジア・ジアン(Jia Jiang)
発音するとジャジャーン!と聞こえる、陽気な青年。

その事件は彼がこどもの頃、あるゲームを先生が行った。
一人づつ名前を呼ばれたら前に出て、みんながその子について褒めてあげる。
そしてプレゼントがひとつもらえる。
みんなに褒めちぎられた上にプレゼントがもらえるという、なんとハッピーなあそび!

次々と名前が呼ばれて褒められる。

のこり10人、5人・・・
3
人だけ残ってしまった。

「だれかこのお友達を褒めてくれる人はいないの?!」
・・・焦る先生。
ジア・ジアンはその3人の中にいた。

結局だれにも褒められることはなく、
いい子にしてたら来年は褒めてもらえるわ!
と、先生はムリやり遊びを終わらせた。

6歳。こりゃとんでもないトラウマだ。

せめぎ合う、自分の中の二面性

そんなツライ思い出を胸に、「人に拒まれること」に人一倍敏感に育ってしまったジア・ジアン。
しかし彼の中にはもう一つの人格があったのさ。

「第二のビル・ゲイツになりたい!」

ジア・ジアン14歳。
アメリカの彼の住む街に、あのビル・ゲイツがやってきてスピーチをしたらしい。
すなおに感動し全面に影響を受けた彼は、起業家になって世界征服するという野望をいだく。
起業して、マイクロソフトを買収してやる!と。

時は流れて、ジア・ジアン30歳。
起業のために資金集めをがんばる。
投資家にプレゼンして、自分の事業にお金を提供してほしいところ。

が、そう上手くはいかない。
投資は断られてしまうのよ。

もうやめたい・・・

人に拒絶される。
いつも拒絶に怯える自分がつきまとう。
何とかして変えなければいけないことは、彼もわかっていた。

拒絶セラピーのスタート

ググったら出てきた、と彼は語る。
その名も拒絶セラピー。
30日間、人に断られそうなことを頼みつづけ、拒絶されることに慣れる」
という内容のセラピーだった。
考案したのはカナダの起業家らしい。

そのアイディアが面白く思えたジア・ジアンは、
なぜか100日間の拡大バージョンをスタートさせた。

そしてそのチャレンジの記録を動画にのこしたのだ。

 

Challenge Day1. 見知らぬ人から100ドル借りる

通りすがりの人に100ドル札(日本人の感覚的には1万円札)を貸してください
なんて言われて、貸すわけがないよ。
それ返してくれるか分からないのにさ。

ジア・ジアンのターゲットは警備員のおじちゃん。
彼はおそるおそるお願いした。

「・・・100ドル貸してくれませんか?」
「いやだよ。でもなんで?」

彼は冷や汗を流しながらとっさに走り逃げた。

 

録画した動画をみて、彼はあることに気づいたのだよ。
聞き返されたときの、ユーレイでも見たように怯えた自分の顔。

あれ?あのおじちゃんは聞いてくれたじゃないか。

なぜ?と理由を聞いてくれた。

断られたら逃げる。
まるで自分のこれまでの人生と同じだ。

よし、次は逃げない!

 

Challenge Day2. ハンバーガーのおかわりください

「え?なんて言いました?」
当然、店員さんはびっくりする。

「コーヒーのおかわりみたいに、バーガーのおかわりお願いします」
ジア・ジアンは説明する。
もちろん答えはNO!

が、彼は踏みとどまった。
逃げないと決めたからね。

「僕、ここのバーガー好きなんですよ。おかわりができたらもっと好きになるのになあ。」

店員さんは、
店長に伝えますので今後はできるかもしれませんが、今日のところは残念ですが。
となんとも真摯に対応してくれた。

あれ。なんだか意外といける気がする。
ジア・ジアンは自分の中で自分が変わっていくのを感じ始めていた。

 

Challenge Day3. ドーナッツ屋でオリンピックドーナッツを注文する

ここで言うオリンピックドーナッツとは?
あのオリンピックシンボルの五輪マーク。
5色のわっかをドーナッツで作ってくれませんか?
とクリスピークリームドーナッツで注文するということだ。

3日目にしてこのツワモノ!

このドーナッツ屋の店員さんがジア・ジアンを変えた。らしい。

彼女は即答でNOを言わず、それはどんなものですか?
とまじめに取り合ってくれたのさ!
紙に書いてオリンピックマークを思い出しながらふむふむ。
厨房へ行きふむふむ相談・・・

なんと試行錯誤の結果、15分後にオリンピックドーナッツがでてきたのだ!

感動するジア・ジアン。

さらにこれは私のおごりよ!と言う店員さん。
うそーーー すごすぎる。
喜びながらハグしてお礼を言うジア・ジアン。

 

NOをYESに変えるマジックワードは “Why?

どんなに無理に思えることも、意外にYESになることもある。
このチャレンジを通じてジア・ジアンが見つけた魔法のことば。

「なぜですか?」

理由を聞けば、NOをYESに変えることができる。
NOの原因はシンプルなことが多い。

こちらの申し出(offer)と聞かれた方の要望(want)がマッチしなかっただけだからだ。

だから、NOの理由がわかれば大丈夫。
それを証明するチャレンジがこちら。

 

他人の庭に花を植えさせてもらう

知らない人の家を突撃して、花を植えたいのですが、、とお願いする。

正直、花というよりは何だかよくわからない怪しげな苗を片手にするジア・ジアンが映っていた。

断られた一軒目で理由を聞いたら、
うちは犬が掘りおこしちゃうから花をダメにしてしまうから、だそう。
すると、あっちのコーニーさんは花が好きだから聞いてみたら?と。

コーニーさんは喜んでOKし、花を植えさせてくれた。

 

一歩踏みこむコツ!相手の不安要素を先に口にしちゃう

無理なお願いをすると相手は心理的なカベをつくる。
無茶のことを言う相手に対し、あやしんだり、
この人は自分とは全くちがう思考だと思い込んでしまったりするのよ。

そのカベを壊してどうやって踏みこむか?

ジア・ジアンは教えてくれた。
先に相手の不安要素を口にすることで、心理的距離は一気に近づくってさ。
その例がこちら。

 

スタバの店先で挨拶係をやらせてもらう

そもそもスタバの挨拶係ってなんぞや?
なんとジア・ジアンが勝手につくった(笑)

「挨拶係やっていいですか?」
とスタバで店長さんに聞くジア・ジアン。
「・・・どういう意味でしょうか?」
と困る店長。当たり前ー。

スーパーでいらっしゃいませってお客さんを迎える人いるでしょ?そんな感じ。
と説明するジア・ジアン。

・・・ってアメリカでは分からないけど、
きっと日本だったら、開店時間すぐのデパートの入り口で挨拶だけしている人かしら?
いやあ、なんとも面白すぎる!

困惑してことばに詰まる店長に、
「変ですよね?」とジア・ジアンが声をかけると、
「変ですね」と笑いながら答える店長。
そして、「いいですよ、でも変になりすぎないでくださいね」と許可してくれたらしい!

その動画
(電車で再生するとキケン。ぜったい笑うからね)

拒まれても、大事なのはその後自分がどうするか

散々おもしろおかしく語ってくれた彼だけど、最後はまじめに大事なことを教えてくれたよ。

Rejection(拒絶)されてもその後の自分のReaction(行動)が大切なんだと。

世界を変えた人はみな、大きな拒絶があったんだ。と彼は言う。
たしかにあの有名なガンジーだって、外国で受けた人種差別と言う拒絶にあったことで、人権運動にめざめた。

彼らは拒まれたのに逃げなかった。
逃げずにどう向き合うかで、その先の未来は変えられるんだ。

 

そう言って、自分で変える力、その可能性を信じさせてくれるジア・ジアン。

彼のトーク力は才能だ。
笑いなしでは見れないTEDプレゼンテーションはこちら
(日本語字幕付き)

 

あとがき

そういえばわたしも、さんざん断られたのを思い出したよ。
留学中に滞在ビザを変えるために、フランスからイギリスに再入国するとき。
国境ぎわの審査官がこれまたガンコで。

 ビザなんてここじゃ変えられないよ!
 パリに戻って大使館行ってきな!
ってわたしを追っ払おうとするから食い下がったわよ。

 わたしはここで手続き出来ることを知ってるし!
 ちゃんと確かめて!

調べ尽くして手続きに挑んだから確信があったもの。
いくら図体の大きなコワイ顔のおじさんに言われても折れなかったさ。

これはちょっと話違うかしらね。

他にもたくさんおもしろネタ満載の彼の100日間チャレンジブログも 見始めると止まらない!

https://rejectiontherapy.com/100-days-of-rejection-therapy/
(英語のみ)

Yuko
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