はじめの一歩は小さくて強い!反対された進路と夢の話

ふつうの女子高生がぶち壊した壁

今は絵描き活動と会社員生活の二足のわらじ。

過去をふり返っても今が一番いいって思っているよ。

高校生時代のわたしはごくふつうだった。

ただ一つ、やたらと腕をブンブンと振り回しながら闘ったあの時期がなければ

確実に今のわたしは存在してないと思う。

 

学校での進路相談

 

これが一番さいしょに訪れる「人生の選択」じゃない?

 

学校は友だちに会うために行っているようなもので

バイトは自分で好きなものを買うためにやる。

 

日常がすべての高校生には 

将来どんな仕事がしたいですか?___なんて問いは漠然としすぎてた。

 

目の前の映画を楽しんで見ていたのに突然

遠ーくの向こう岸について想像してみなさい 

と言われてるようなもの。

そりゃあ なかなか自分の頭の中でピントを合わせるのは難しくないか?

 

 

自分な好きなものって何?まずは思い付きで

「仕事」=ずっとそれをして生きてくもの

という固定観念があったのよね。

じゃあ、好きなことやりたいかな…

 

小さいころから絵を描くのは好き

何かを作るのも好きでオシャレも好きだから今は服をリメイクしたりするのが楽しい。

“ファッションデザイナー”

小学校の時からあんまり意味も分からずなりたいって言ってたけど、真剣に考えてみようかな……

 

まずは覗いてみる

 

知らない街へ行くワクワク感の延長でさ、

まずは服飾専門学校の文化祭に行ってることに。

そこで展示されていた生徒さんの作品、デザイン画、

そしてファッションショーはめちゃくちゃカッコ良かった。

 

次の夏休みはその服飾専門学校の高校生向けのオープンカレッジに参加してみた。

講座のテーマはオリジナルシャツ作り。

ある程度決められた型から選んで、自分のデザインを加えて作る。

いきなりチャレンジだったけど、なんだか内側からアドレナリンが出てゾクゾクした!

デザイン画を描いたら先生に相談して、実際の型紙をどうアレンジしたらいいか教えてくれて。

真剣に先生の実演を見てメモを取って、ミシンをカタカタと踏む。

最後に出来上がった服を着て、ファションショーをする。

 

デザイナーという夢がはっきりと自分の中にあるのを感じた

 

 

 

本当にいいのかな?自分

分かってた。親が間違いなく反対することは。

最初に母に相談して、当たり前のように反対された。

 

高校ではみんな当たり前に大学進学。

専門学校志望は学年で2人だけ。正直友だちの中でも心細かった。

 

それに自分で自分自身の選択にプレッシャーを感じてた

___自分にできるのかな?

 

 

冊の本でトリハダが立つ!エンジンがかかる

バイト先には憧れの先輩がいた。

東京の服飾専門学校に通ってて、ついこの間はロンドンへ行ってきたという。

まさに田舎の高校生のわたしにとっては圧倒的に先を行く人。すごくキラキラした存在だった。

 

当時悩んでいたわたしにその先輩が何冊か本を貸してくれた。

ある1冊が劇的にわたしを変えて、迷いは一掃された。

 

人生の地図  高橋歩

 

必要なのは勇気ではなく覚悟。

決めてしまえば、すべては動き始める。

人生の地図 高橋歩編著 より

いち女子高生に与えた衝撃はハンパじゃなかった。

以来この本はわたしのバイブルになっているよ。

 

「何になりたいか」を探していてもいなくても、

それが夢だと「分かりやすい職業」でもちがくても、

読むたびに「どう生きたいか」を考えさせてくれる。

今の生活に何か思うところがある人は、気負わずにぜひ読んでみてほしいな。

 

闘いのゴングが鳴る

母はになんとか分かってもらえて、ラスボスは父。

なんのためにその高校に行ったんだとか、

デザイナーなんて就職できるのか、その先食っていけるのかとか。

今の時代、大学行かないなんて有り得ない

一度その道を選んだらやり直しはきかないぞ

絶対後悔することになるぞ!

 

 

大喧嘩になったのは言わずもがな・・・

 

お願いだから一旦大学へ行ってくれ

それでもやりたければ、その後行けばいいだろう

 

いい大学→大企業に就職→安定 = 幸せな将来

この方程式は手強い。

きっと当てはまる人もいるさね。

でもわたしは大学に行く気がサラサラなかった。

(サラッサラのサラサーティー)

だって やりたい!と思うことがこんなにもハッキリ確かに分かっているのに、他にやりたいと思えることが無いのに・・・

一体どんな気持ちで4年も過ごすのか・・・

17歳のわたしには、その先の4年という時間はあまりにも長く思えた。

 

そんなの考えられない。

 

闘うにはまず作戦が必要さ!

 

どうしたらガンコ親父を説得できるかしら・・・

感情で当たってもダメなら、冷静に攻めよう。

専門学校に行くべき理由を徹底的に調べた。

それは

  • 大学との学べる内容の比較
    • 被服(家庭科のうち服専門)大学のカリキュラム
    • 同じ授業でも年間で学べるコマ数の違い
  • 輩出した有名デザイナーの数
  • 就職率と専門性の重要度
  • 数ある服飾専門学校のちがいと選ぶべき学校

などなど。

 

もう行きたい学校は決まっていたし、

とにかく説得できる客観的な理由を並べて

宿題のごとくレポートにして印刷した。

正直このために学校の授業を何度サボったことか・・・

 

フル装備で挑んだ “ラウンド2”

結果は変わらず。

渾身のレポートは見てももらえなかった。

ティッシュ箱を使い切っても涙と鼻水、そして嗚咽が止まらない・・・

 

 

認めてくれないなら・・・自分の力で行くしかない!

 

そっからはもう開き直って、自分で行く手段を考えたわよ!

ひたすらバイトを入れて貯金を始めた。

そう。頼れないなら自分で学費を払うしかないのさ。

 

専門学校なら、高校からの推薦状がもらえれば入試をスルーできる。

みんなが入試している間にわたしは稼いでやるのさ。

飲食のバイトに短期のバイトを掛け持ちして、とにっかく働いた。

 

こうして1年分の学費は払えるまで貯めることができたよ。

2年目の分は1年目にバイトしてまた貯めればいいし。

 

執念の勝利

 

わたしのやる気が認められたのか、根負けしたのか、

半年に及ぶ長い闘いの末、ついに両親が折れてくれた。

まさしく執念の勝利さ(笑)

おかげで心細い気持ちも不安もすっかり消えて、

これから飛んで行く向こう岸にワクワクすらしていたよ。

 

田舎の本屋でかろうじて置いてあるパリコレクションの雑誌を立ち読みしながら。

 

人生は旅だ。自分だけの地図を描こう。

人生の地図 高橋歩編著 より