2017-04-02
六本木の国立新美術館にて
開催中の展示、草間彌生 わが永遠の魂 へ行ってきました。
感想を一言で。

草間彌生といえば、言わずと知れた前衛芸術家。
わたしが今までに出逢った作品はほんの一部で、こんなにたくさんの草間作品をじっくり観たのは今日が初めてだった。
ほんと、トリ肌たちました。
過去に2回、出逢った草間作品
表参道スパイラルにて
1度めは専門学校時代に校外学習で訪れたとき。
黄色と黒のかぼちゃの絵や、トグロを巻くような黄色と黒の絵。
これがコンテンポラリーアートというものか! と思ったのを覚える。
LONDONにて
2度めは赤白のドットでの作品群。
留学中に偶然目にした、ロンドンの一流デパートのショーウィンドウで。
(あれは確かSelfridgesだったはず)
で、上の写真の下の方にいる大量の草間さん人形がこれ。
・・・圧巻!!
遠く離れた国で日本人アーティストの作品が堂々と、その地で人々を魅了していた。



“わが永遠の魂” 展の感想
日本の美術館なのに!今回の展示は一部撮影OK
日本の美術館ではめずらしく、今回の展示の一部は撮影が許可されてたよ。
海外ではほとんどの美術館は撮影OKで、それは若いアーティストにとっては成長の助けになっていると思う。
画集を買うお金がなくても資料が手元に残せるし、本には収められていない自分の気に入ったテクスチャーの部分にフォーカスして撮影することもできるしね。
絵描きのはしくれとしては、一部でも撮影OKの展示は本当にうれしいです。
ありがとうございます!
四方を埋め尽くす、大量の巨大キャンバスたちに圧倒される
21世紀の作品たち。
超カラフルな草間彌生の作品が、 S100号 / 120号 サイズという巨大キャンバスで大量に!
展示室の四方の壁をズラーッと埋め尽くす。それは本当に圧巻だった。
これだけの作品たちに費やすエナジー。パワーと時間。
(作品を生むって、もっともっと色んなベクトルがあるけど)
簡単に想像しただけでも、この人の芸術へのエネルギーは凄まじいものだと分かる。
意外なモノクロのシリーズもあった
でもわたしが一番みぞみぞしたのは、モノクロームの “ネット・ペインティング” という作品群。
1950年代にニューヨークで発表したもので、抽象表現の流れがあった当時のアート界でも第一線と言える作品。
静寂さの中に執念のようなものを感じた。
あのボリュームと際限なく乗せられた絵の具を見ると・・・これは目の前で見て欲しい。
この時代のアメリカでのアートは、ポロックのアクションペインティングも有名よね。



日本からニューヨークへ移った理由は・・・
少し驚いたのは、日本でのアーティストとしての活動に限界を感じたのが理由で、拠点をニューヨークへ移したらしい。
それから60年以上経っている今でも、日本で絵描きとして生きることは本当に難しいという現実は変わっていないよね。
専業イラストレーターは増えたけど、専業絵描きはまだまだ珍しい職業なのが現実。
いち職業として、海外での見られ方と日本での見られ方はいつまでギャップがあるのかな・・・それが悲しい。
体験型のインスタレーション作品には、おじいちゃんも興奮!
この展示はなんといっても展示作品のバリエーションが豊かだった。
絵画作品も初期の作品から現代まで。オブジェや光と鏡を使った体験型のインスタレーション作品もあった。
すぐ近くで鑑賞していたおじいちゃんのグループがいたのだけど、「すんげぇなあ!」と声を上げてたし(笑)、ちっちゃい子供もかなり楽しめていた様子だったよ。
映像作品もあったり、とっても充実した展示でした^^
2017年5月22日(月)まで開催なので、ぜひ!
https://kusama2017.jp/outline/
*チケット売り場は並ぶので事前にネットで購入した方がいいかも。
**ミュージアムショップは激混みなので、お目当てのグッズがあるなら覚悟しておくべし。