だれにでも出来る “スリープ・シンキング”
「なんとなく」「〜な気がする」という体験
理由は出てこないけど直感で決めた!という体験はだれにもあると思う。
それは思っている以上に自分の脳は働きものである証拠。
もし、今の悩みごとや直面している問題をピンポイントで解決できるとしたら?
意識的にある悩みごとにフォーカスし、寝ているあいだに脳に考えさせる。
というアイディアが “スリープ・シンキング” 。
- 寝るのが好き
- 毎日夢をみる
- でも悩みごとや考えなければいけないことは山ほどある
- 睡眠時間を有効につかいたい
というわたしには、すんなりと実践しやすい思考法だったよ。
頭の整理整とんを意識的にしたい人にはオススメ!
それでは一体どんなものか、ちょこっとご紹介。
寝ているときの頭の中って?
脳はぐっすりと眠っている間にも、たのもしく働いてくれている。
日中の体験や知識、感情の記録など、
脳にインプットされたものを「いる・いらない」
と整理してくれているのよ。
よく使うやつは出しやすい引き出しへ。
奥にしまえるものはカテゴリ分けしたアルバムへ。
眠りに入る前、自分に質問をなげかけることで
寝ているあいだに脳が働いて問題を解決へとみちびいてくれる。
それを意識的におこなうのが、スリープ・シンキング。
深い睡眠と真実の自己はつながっているウパニシャッドより
「眠り=ヒト本来の真実の状態」と考えられていたからね。
アーティストにとって夢はアイディアの源
実際に成果があらわれた例はとても多いよ。
眠っているあいだは、脳の論理的な考え方をするところがお休み中。
ストッパーが外れて、起きてるときには思い付かなかった独創的なアイディアが生まれるのさ。
たとえば研究に行き詰まった化学者。
夢でみたイメージから研究アイディアとなり、目が覚めてあわててノートに書いた。
(ベンゼン環の構造につながる)
画家のダリもそのひとり。
ダリはスケッチブックを枕元に置いて、インスピレーションをかきとめていたそう。
ダリに影響を与えたのは、夢分析で有名なフロイト。
フロイトは、夢や無意識、潜在意識の関係について研究していた。
彼の精神分析学の本を、ダリは興味しんしんで読んでいた。
他にも作曲や小説など、夢がアーティストに与える影響はとくに大きい。
ポール・マッカートニーの「イエスタデイ」のメロディーラインや、ジキルとハイドの話も夢から生まれたと言われているよ。
幻想的な夢を具体的なかたちにして還元できるのは、アーティストの特権かもしれない。
ユニークなアイディアで悩みを解決しよう
スリープ・シンキングが役立つのは、よく夢をみる人だけじゃない。
きっとこんな人の助けにもなるはず。
- 自分と向き合いたい
- やりたいことがわからない
- 悩みごとが多い
- 理屈っぽいとよく言われる
論理的にかんがえる理性というストッパーが外れている睡眠中こそ、今までにないユニークなアイディアが思いつき、解決へとみちびいてくれるかもしれない。
(原題:Sleep Thinking) エリック・メイゼル著・栗木さつき訳
この本はスリープ・シンキングの方法をていねいに説明されているよ。
カウンセラーの著者ならではの事例をたくさん載っている。
わからなくなった夢を見つけた人の話とか、
離婚するかどうか悩んでる人の話とか、
大学の専攻をどうしようか悩んでる学生の話とか。
あとがき
きっかけは毎日の夢がクリア過ぎてつらかったから
ちなみに、わたしの夢は現実がごっちゃになるくらい鮮明。
いい夢も悪い夢も、よくみる定番もの、シリーズものだってある(笑)
明らかに夢だってわかるファンタジーなストーリーもあれば、実在の人物の発したセリフがリアル過ぎて、夢と現実がわからなくなることも。
そして決まって、悩みごとは大小関わらず、
リアルタイムで夢となって苦しめる。
専門学校の課題に追われてたときは、夢でも編む作業してたし。
親に無視される夢もよくみた。
__正直これはしんどいさ。
夢分析の本に手を出してしばらくたって、
眠っているあいだにすべては解決できるというタイトルを見つけた時は飛びついた。
見つけたのは2011年だけど、今でも眠りに答えを見つけることは実践しているよ。
考えることと夢をみることはこのブログのテーマでもあるし、
わたしのアイディアのベースになってるのさ。
幻想的な作品を描いていきたい。