※2017.10.21時点の話です
絵描きと会社員のパラレルワーカーをしているYuko (@uu_yu) です。 今回は『好きな仕事 vs. 安定した仕事』のお話をさせてください。
進学・就職・転職・・・・
人生の分岐点に立たされている人が悩むこと、それは…
好きなことを仕事にするか?安定した仕事か? ということ。
元ファッションデザイナーであり、元ハケン事務職でもあるわたしの、正直な話
わたしは、一度、好きなことを仕事にして辞めました。
加えて、安定した仕事を選んでは辞めて…
ジプシーのような人生です。
そんで今はというと、絵描きと会社員、どっちもやる「パラレルワーカー」として生活しています。
このブログへ来てくれたあなたは、きっと、想い入れのある「好きなこと」があるからですよね?
好きなことを仕事にするか否か、迷っているワケですよね?
もし今、目の前に迷っている人がいたら、わたしはハッキリとこう伝えます!
迷うほど捨てきれない好きな仕事なら。とりあえず、一旦やってみよう!
一旦、やってみる。
そんで万が一、うまくいかなかったら安定した仕事に変えちゃえばいい!
「え?」
大丈夫。
何回か失敗したとしても、ある程度の暮らしならいつでも戻れるから!
と言いたいです。
20代で気の向くままに3回転職したけど、東京23区内で不自由なく一人暮らしできるくらいには回復できる!!
わたしが実証済みです。
・・・
あ!
せっかくここまで読んでくれてうれしいのだけど、人生の選択で迷っていて答えを探しているとき、人に相談しようとしているとき、こうして人の経験談をネットで読んでいるとき…
これだけは前提として心に留めておいてほしいのは…
- 人の考え方は聞くタイミングによって変わる
- 誰しもみんな、自分の人生を肯定する
と言うのも、みんな自分の人生は肯定したいものです。
「あの時は大変だったけど、おかげで今がある」
「遠回りのようだけど、それでよかった」
無自覚にも、自分の過去の選択を肯定したい、という気持ちはあると思います。
だって、これまで費やした時間と努力した自分自身を肯定してあげたいですよね。
かくいうわたしも、今が自分至上ベストだと思っているので、自分の選んだ人生を全力で肯定して話します。
しかも!人生に迷っているときは、人の意見をうのみにしやすい。デンジャラスです。
なので、「ふ〜ん。こういう人もいるんだな〜」という感じで、ある程度の思考の距離感は保った状態でいることをおすすめします!
では、前置きが長くなりましたが。わたしの正直な話が、あなたの前向きな選択の役に立てばうれしいです。
好きなことを仕事にする?それとも安定?
実際に好きなことを仕事にして思った!いいこと・悪いこと
わたしは、子どもの頃からの夢であるファッションデザイナーになった。
4年が経つ前に辞めた。
その後、あえて選んで、好きじゃないことを仕事にすることになる。
好きな仕事を選んで「よかったこと」
1・「好き」が仕事になるから楽しい!
わたしはファッションが好きでした。
人をおしゃれにすること、自分もおしゃれにすること。
新しいことにアンテナを張ることも。
世の中の最新トレンドをキャッチすることは、デザイナーの大事な仕事のひとつだから、
仕事の時間にいろんなお店を見に行ったり、雑誌やWebサイトのチェックをしていました。
それも仕事なんだから、そりゃぁ〜毎日の時間が楽しくて楽しくて。
情報収集だけじゃなく、作る服の素材選び、色選び…
サンプル用のカーディガンに付けるボタンをひとつ選ぶことすら、楽しかったのです。
2・周りにいる人と好きなことでたくさん共感できる
わたしは、環境を何度も変えたからこそ、ハッキリ言えます!
自分で思っていた以上に、自分を取り巻く環境、毎日どんな環境に身を置くのか?は大事です。
好きだった環境を離れてから気づきました。
似ているのは、楽しかった学校生活から離れてみると、特別な理由がなくても毎日友達と会える生活がどれだけ貴重だったか、卒業してから気づくような感覚です。
仕事、生活環境も同じです。あの感覚を想像してみてください。
毎日顔を合わせる人と過ごす時間は、自分の時間の一部。大きく言うと、自分の人生の一部になります。
毎日話題とするもの、注目するもの、憧れるもの、目指しているもの…
とにかく共感できる範囲が広い。そうすると楽しい!
自分の好きな仕事をしていた時は、自分の周りの人たちの興味のあることもクリエイティブなものでした。
そのため、毎日ふつうに過ごしているだけで、自然に自分のまわりに集まってくる情報の種類や量が全然変わります。
別の環境に出てしまうと気づくのですが、中にいるか外にいるかで圧倒的にちがいました。
なにより、自分の好きなことを日々共有して共感できるということは、些細なことで単純かもしれないけど毎日を楽しくすることなのです。
3・好きなことだからこそ、成功したときの達成感はすごい!
自分の好きなことを仕事にして、一番よかったのはこれです!
自分がデザイン提案したものを喜んでもらえたり、たくさん売れて追加オーダーになったり、雑誌とかCMに使われて人目に触れたり…
それを街で実際に着てくれている人を見るとね!…たまらなくうれしい。
全身で喜びまくる!
日常生活では味わえない喜びでした。
好きな仕事の「悪いところ」
1・仕事が趣味になるから、気が休まらない
よかったところの(1)の真逆を言うことになるけど、これは正直なところです。
どこで何をしてても、街を歩いていても、テレビを見ていても、、、
“わたしだったらどういうデザインにするか?” とか、
“アイディアネタになるかも!” “役に立つかも!”とか。
四六時中 仕事のことばっかり考えてしまっていた。。
え? 好きなんだからそれでいいんじゃないかって?思いますよね?
…それは次を読んでください。
2・担当の仕事が自分の好みとは限らない
担当になった仕事が、自分の好きなものとは限らない。
というのは、本当によくある残念な現実です。
わたしは、ファッションが好きだったからこそ、自分の好きなものもハッキリしていました。
しかし!
自分に割り当てられたブランドが、運良く自分と同じような対象年齢で、その時のマーケットのトレンドも自分の好みで、好きなだけ予算をかけていい!?
な〜んていうのは、なかなかありえない!(笑)
大抵実際は、その逆だったり。。
担当している仕事が自分の好みでなくても、いかに自分の色をマイルドブレンドしていこうか?と、自分の中だけで小さく抵抗してみたりしました。
とにかく、制限の中でやる。それが仕事だ!
と仕事を日々こなしている時期は…
あー… ギャル雑誌見るの、目が疲れた…
と、なってゆきます。そしてちょっとメンタルがやられることもあります。
会社勤めだし、パリコレに出るようなトップデザイナーズブランドでもないから こだわりよりも売れること。
だから仕方ない。
3・こんなに仕事量が多いのに・・・
職種にもよるけど、クリエイティブ職は入社したての頃は、とにかくビンボーなのだ!
そのうえ仕事量と長時間労働は、ハンパじゃない。
仕事が終わらなすぎて会社の近くのビジネスホテルに泊まったこともあったなぁ。
「仕事の効率を改善すれば…」 とかそういう問題じゃなかったのが厄介で。。。
「好きだからこそ」こだわりたい。
「好きだからこそ」妥協ができなすぎて、エンドレスだった。
でも、いくら長時間働いてもがんばっても報われない。
この場合の 「報われている」の意味は、お金とか時間とか、 “物質的に報われてる” と感じるに至るには、なかなか難しいものがあったのでした。
さて、あなたは好きなことを仕事にする?それとも安定?どっちがいいと思う?
以上が実際に経験したわたしの好きなことを仕事にしてよかったところ&悪いところ、正直な感想でした!
結果として、たくさん迷いに迷って、いくつもの理由が重なって、わたしはファッションデザイナーという仕事を辞めました。
その選択に、今でも全く悔いはなく、自分が心から納得がいく選択をして今につながっている、そう思っています。
おっと。
長くなりすぎて2,000字を超えてしまいましたので、まだまだ伝えきれていない話のつづきは後編にしたいと思います!
後編は「安定した仕事」のいいところ&悪いところを正直に伝えますね。
ほかにも、ここまで読んでくれた人には、以下の記事もぜひおすすめしたいです!